分科会に押しかけ取材!「第1回 生成AI(Kozuchi)分科会」

FDOS会員の皆さま

そして、このサイトへ訪れてくれた皆さま
FDOS(Fujitsu partners Designing Open-Solutions association)広報委員のなごしです。

 

押しかけ取材!今回は、2024年5月17日の13時30分から開催されました「第1回 生成AI(Kozuchi)分科会」にお邪魔させていただきました。大きな話題にもなっている「生成AI」。オンサイト・オンラインにて多くの方にご参加いただきました。

分科会推進事務局(株)マイクロメイツ 羽方さまのご挨拶で始まった分科会は、以下のアジェンダで進行されました。

<アジェンダ>

13:30~

分科会推進事務局よりご挨拶

13:35~

「富士通生成AI活用ガイドラインご紹介」 ご登壇:富士通株式会社 中村 浩一 さま

14:05~

「富士通セールス部門での生成AI活用事例ご紹介」 ご登壇:富士通株式会社 栗本 征治 さま

14:30~

FDOS会員企業 生成AI共創事例紹介
町田電話工業×ダイテック 「生成AIを活用した複数のマニュアルからの情報検索の取り組み」

 

前半:「生成AIに取り組むキッカケと社内に有識者が居ないことでの苦労話など」
ご登壇:株式会社町田電話工業 町田 詔一 さま

 

後半:「町田電話工業様の要望を生成AIで実現していったプロセスのご紹介など」
ご登壇:株式会社ダイテック 小野 健太郎 さま

15:30~

参加者全員で生成AIについてフリーディスカッション

15:55

分科会終了

 

知っていますか? 生成AI活用の「リスク」

「生成AI」という言葉を聞かないことがない今日、生成AIの認知は2023年11月から2024年2月の3か月で63.6%から71.1%と7.5ポイントも上昇しています。また同期間において「使ったことがある人」についても16.6%から33.5%と16.9ポイント増加し、約2倍となっています(出典元:GMOリサーチ(株) https://www.gmo.jp/news/article/8882/)。

生成AIを業務利用する企業や利用を検討する企業も加速する中、安心してそのメリットを享受するためにも、起こり得るリスクを知っておく必要があります。

最初のご登壇者である 富士通(株)中村さまから、富士通グループで作成された「生成AI利活用にあたってのガイドライン」についてご紹介いただきました。

富士通株式会社 中村 浩一さま(写真右)

利活用における5つのリスク(正確性・公平性・著作権・情報管理・悪用)については、中村さまが実際に生成AIに問いかけした事例などを交え、とても分かりやくご説明いただきました。

また倫理的リスクについては、富士通グループAI倫理外部委員会からの提言とその提言をもとにした実践例をホワイトペーパーとして公開されている旨のご紹介もありました。

生成AIの積極的な活用を進めていく上で、有益な情報が盛りだくさんでした。正しくご理解いただくためにも、伝えきれない情報については、富士通さまより公開されていますガイドラインとホワイトペーパーをぜひ参照ください(わたくし、早速拝見させていただきました!)。

資料のダウンロードは下記をクリックください。

Fujitsu 生成AIガイドライン

富士通グループ AI倫理外部委員会による提言および富士通の実践例

 

知りたい! 生成AI活用例

「生成AIのメリットやリスクを知った上で、具体的にどうやって活用するの?」
これは誰しもが思うのではないでしょうか。

次のご登壇者である 富士通(株)栗本さまからは、富士通のセールス部門での生成AI活用例についてご紹介いただきました。

富士通株式会社 栗本 征治 さま

お客さまやパートナーさまの拡大は、ビジネス拡大に欠かせないものです。

1つ目のセールス部門での活用例は、その拡大の第一歩である「新規リード」の獲得を生成AIによる自動化で、効率よく かつ高確度にするための運用から定着までとその成果をご紹介いただきました。

新ツールは、使う側に大きなメリットがないとなかなか定着しないものですが、工数削減だけではなく心理的障壁の排除にまで効果があるとなると定着にも納得がいく事例でした。

2つ目は、社内の知見を集約し、顧客へのアプローチ活動を対話で支援する「賢者AI」のご紹介です。なんだか「○○えもん」のようでは?と声もチラホラ聞こえていました。

「賢者AI」についてご興味を持たれる方は多いことかと思います。ですが、あえてこのブログではご紹介しません。なぜなら、近々開催されるウェビナーを栗本さまよりご紹介いただいたからです。ご都合の許す方はぜひともお申込みください(以下、ご紹介内容をそのままご案内します)。

 

■ご案内 ====================================

富士通の気鋭メンバーが生成AIを使った暗黙知の活用法について紹介するセミナーにご興味はありませんでしょうか。
生成AIの活用が注目され、2026年までに80%以上の企業が本番環境で活用すると予測されています。しかし、多くの企業ではビジネスモデルの革新には活かしきれておりません。
富士通では、新たな破壊サイクル”AX”(AI Transformation)の中で、”暗黙知の活用、共有”をテーマに生成AI活用を推進しています。暗黙知の共有により生産性が平均30%向上するともいわれています。是非ともご参加いただけますと幸いです。

【セッション概要】
タイトル:セールス変革ビッグバン!隠された知性をフル活用
~暗黙知を武器に、生成AIでビジネスを勝ち抜く~

開催日時:2024年5月29日 (水)16:30~17:20

お申込みURL:https://seminar.jp.fujitsu.com/public/seminar/view/104607

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知ってほしい FDOS会員企業の共創事例

「生成AIを活用して業務改善がしたい!」という強い思いをお持ちの(株)町田電話工業さまが、「AIトリセツ」に取り組む(株)ダイテックさまにオファーされ、FDOS会員企業の共創が始まっています。今回はその途中経過についてご報告がありました。

株式会社町田電話工業 町田 詔一 さま                株式会社ダイテック 小野 健太郎 さま

 

町田さまからは、生成AI活用に取り組むきっかけや社内課題における苦労話など、どの企業さまも「そうそう!」と共感してしまう様々なお話がありました。

小野さまからは、生成AIを使って「正しい情報」を引き出すための、データクレンジングや1次情報作成の重要さについてお話がありました。

強い思いと現場のノウハウ、そしてマニュアル制作技術とAI技術によって、新たなツール創り出されようとしている、とてもワクワクするご報告でした。

 

番外編:見学! 富士通テクノロジーホール

メリハリのある羽方さまの進行と、FDOS会長(株)ファインゲート 松居さまのビシッと締まった閉会挨拶の後、分科会の会場としてお伺いした富士通本店(旧富士通川崎工場)に併設されている「富士通テクノロジーホール」を見学させていただきました。

Presentation Zone

Presentation Zone、History Zone、Now & Feature Zoneに分かれたホールで見学させていただいた展示物は、富士通さまの歴史順に8つ。

富士形電話機

懐かしい(と思った人が多かった)黒電話

リレー式自動計算機

製造後60年を過ぎた今でも継続稼働している世界最古級!

海底通信システム

25年経過した今でも海の底で稼働する強いヤツでした

スーパーコンピューター

富岳に搭載されているスーパーコンピューター

量子コンピューティング

ニュースで見かける映像はほぼ冷却システムなんですって

エキマトペプロジェクト

ほっこりする聾学校の生徒たちとの共同プロジェクト

ソーシャルデジタルツイン

デジタルリハーサルで最適な人間行動を予測できるなんて

行動検知AI

皆さんの歩きスマホ検知されますよ

 

「へー」「へ~」「へぇー」を連発しながら見学すること1時間。懐かしい展示物が並ぶエリアでは、足が止まってしまう方が多かったような。社会科見学って、大人もやっぱり楽しいですよね。

アテンドくださったホールの皆さま、本当にありがとうございました。

 

関係先リンクおよび協力各社

富士通テクノロジーホール:https://www.fujitsu.com/jp/about/corporate/facilities/showrooms/technologyhall/

Fujitsu Data Intelligence Basic(Kozuchiのご紹介あり):https://www.fujitsu.com/jp/innovation/data-driven/capabilities/di-essentials/

株式会社町田電話工業:https://www.machida-d.co.jp/

株式会社ダイテック:https://www.daitecjp.com/

 

 

次回また、押しかけ取材にて!

FDOS広報委員会