FDOS理事会長 松居栄一 よりご挨拶

FDOSは、富士通ソリューションを全国へ展開すべく、1990年に電子ファイリングシステム協会として、北海道から沖縄にかけて地域のサービス事業者の強い結束によって設立されました。約30年にわたる強固なエリアネットワークで日本のITインフラ基盤構築の一助を担ってきました。

この30年の歳月の中で、通信インフラ、マシン性能の目覚ましい発展があり、続々と新たなITサービスが提供されるようになっています。このような環境変化により、概念段階で構想されていて実現性に苦しんでいたサービスも現実的なものとなっています。

高速で安定した通信環境、高速処理を備えたマシンが社会のあたりまえのインフラとなることで、大容量のデータを瞬時に処理をし転送できる時代となりました。これにより、データアナリティクスの領域においては、収集してマイニングした後の分析とその利活用が益々進んでいます。

さらに昨今のAI技術の革新的な進化により、データ+知能が益々融合しています。産業革命、IT革命に続く、AI革命が起きつつあり、人類の経済活動へも大きく影響を及ぼしつつあります。人類と人類が生み出したインフラ、改めて再融合する時代へと差し掛かっています。

我々は何をすべきでしょうか?

このような環境下において、FDOSは、再融合を視点に入れたテクノロジーの研究と、研究のみならず社会環境への浸透推進を進めています。分科会での活動において、新技術の勉強会、およびビジネス開発を進めています。

皆様と共に、日本全国のエリアネットワークを生かしつつ、新技術の探求、ビジネス創出を実践して参りたいと思っています。

2023年10月
FDOS 理事会長 松居栄一
(株式会社ファインドゲート 代表取締役)